毎月薬をもらいに行くのが大変だと思っているあなたに

長い待ち時間を耐え、ようやく診察を受けたのの薬が一ヶ月分しかもらえない・・・
また来月も病院に来ないといけないのかぁ、とウンザリしていませんか?
もっと長期に薬を処方してもらう方法はないのでしょうか。

処方薬の処方日数制限

そもそも、薬の処方に日数の制限はあるのでしょうか。

「保険医療機関及び保険医療養担当規則」 第二十条 二  投薬

ヘ  投薬量は、予見することができる必要期間に従つたものでなければならないこととし、厚生労働大臣が定める内服薬及び外用薬については当該厚生労働大臣が定める内服薬及び外用薬ごとに一回十四日分、三十日分又は九十日分を限度とする。

と規定されています。

これは保険医療療養担当規則なので、保険診療の場合に限って適応されます。
といっても、ほとんどの場合保険診療を受けているとは思いますが。

このように実は、自由診療では薬の処方量に制限はないんですね!

多くの薬は90日処方が可能

「当該厚生労働大臣が定める内服薬及び外用薬ごと」限度の日数が決まっているということですが、薬ごとに決まっているのでは覚えるのが大変ですね。
ざっくり言うと、ほとんどの薬は90日処方が可能です。

だいたいの場合、長期処方できないというのはウソです。
なぜこんなウソをつくかと言うと、再診料が欲しいからですね。
歯科で少しずつしか治療してもらえないのと一緒です。

余談ですが、自由診療の歯科に行ったら、一回で虫歯3本同時に治療してもらえました。
何時間かあの態勢のままなので辛かったですが・・・

なので、90日分処方してもらうには、ストレートに
長期に処方して欲しいとお願いするのが有効かと思います。

それでも再診料の欲しい特に開業医が処方できないとウソをつき通した場合にはもう病院を変えてしまいましょう。
引っ越しするのでとか適当なことを言えば快く紹介状を書いてもらえます。
時々紹介状を書いてもらえないのではないか?と心配する声を聞きますが、全く失礼には当たらないので、堂々と紹介状を書いて欲しいと伝えましょう。

一番いいのは、病院を変えたタイミングで「以前の病院では90日分ずつ処方してもらっていたので、90日分処方して頂けませんか?」とお願いすることです。
「最近忙しくてなかなか来れなくなってしまったので、もう少し処方日数を伸ばしてもらえませんか?」も有効だと思います。

処方日数の短い薬

3. 睡眠剤や精神科系の薬は30日の処方制限がかかっていることが多いのであきらめましょう。
実はこれにもやり方があるのですが公に書くことではないので、興味があったらセミナーなどでお会いした時にでも聞いてください。

*医学上の必必要性から病状が悪いと頻回に診察したいため、病状により長期に処方してもらえないこともあります。
しかし、「いつもの薬ください」なんて言って受診している多くの人は、病状が悪くて頻回の診察が必要な状態というわけではなんじゃないかと思います。

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