肝機能が悪いと言われたら

GOT, GPT, γ-GTPという検査値、聞き覚えありませんか?
肝機能と呼ばれる項目ですが、もしも肝機能が悪いと言われたらどうすれば良いのでしょうか?
今回は健診などで比較的よく指摘される項目、肝機能についてです。
肝機能障害、肝機能異常、肝機能が高い、いろいろ言い方があると思います。
肝機能と言った場合、一般的にはGOT, GPT, γ-GPTのことを指します。
GOT, GPTは古い言い方で、最近ではAST, ALTと呼ぶことの方が多いです。
肝機能が悪いとこれらの数値が高くなるので、肝機能が上がってるという言い方をすることもありますが、意味は同じです。
(実際のところ、障害されてるんだから肝臓の機能は下がってるはずですよね~・・・)
肝機能が悪いですね、と言われたらどうすればよいのでしょうか?
まず、これらの数字が高いこと自体は問題ではありません。
ASTやALT、γ-GTPが高いだけでは何も起こりませんし、症状もありません。
このことについては
”検査値が悪いと言われたら考える二つのこと”をご参照ください。
数値が高いことが問題なのではなく、高くなった原因が問題なのです。
肝機能が悪くなる原因として多いのが脂肪肝とアルコールです。
原因を調べるため、一般的には次に腹部のエコー検査を行います。
エコー検査で脂肪肝が原因であることが特定できれば、その後は年一回程度のフォローアップで十分ということになります。
しかし、例えばエコー検査の結果「癌が見つかった」となれば、当然ですが癌に対して治療を行うということになります。
通常、検査値の正常化を目的とした治療は行いません。
肝炎患者の肝機能を正常化させるために外来に通わせて注射をしているクリニック、以前はよく見かけましたが・・・
これに対して、血糖やコレステロールは値が高いこと自体が悪ですので、検査値の改善を目指す必要があります。
肝機能障害に関しては、糖尿病で薬を飲んで血糖を下げようとしたり、高脂血症でコレステロールを下げたりするのとは検査値異常の意味合いがちょっと違いますね。