あなたは自分の病状をチェックしていますか

私たちは、あなたが現在治療中の病気の状況についてお聞きすることがよくあります。
現在の治療の状況はどうですか?と聞かれて、あなたは答えることができますか?
病気の状態を伝える
あなたは自分で病状のチェックを行っていますか?
病状というのは、病気が良いのか悪いのか、といった意味で使われます。
例えば、ただ「私は胃がんです」と言われてもどの程度の胃がんなのか聞き手には全くわかりませんよね。
もう助からない、末期状態の胃がんなのか?
またはまだ初期段階の胃がんで、内視鏡手術でとり切れる程度のものなのか?
他臓器への転移はあるのか、ないのか?
ただ、胃がんと言われても、状態は多様です。
がんの場合にはステージ分類というものがあります。
あなたもドラマなどで聞いたことがあるのではないでしょうか?
ただ、胃がんというよりも、「ステージⅡの胃がんです」といえば、どの程度の胃がんなのかが聞き手ににも理解できます。
このがんでいう”ステージ”のような、聞き手に病気の状態を伝えるこのができる言葉が病気ごとにあります。
病状の評価項目を知ろう
私たちは、治療中の患者さんに対して必ず病状の評価を行っています。
例えば、肺炎の患者さんに対しては
診察: 熱は下がったか、呼吸状態は安定しているか
血液検査: 白血球やCRPといった炎症を示唆する検査項目は下がっているか
画像: レントゲンやCTで白い部分は減ってきているか
などの評価項目を繰り返し確認して病気が良くなっているのか、悪くなっているのか判断しています。
肺炎の場合にはこのように評価項目が多岐にわたり、
例えば血液検査は良くなってきているけれどレントゲンは変わらないというようなことがあります。
このように、病状を総合的に判断しなければならない病気もありますが、
実は外来で診察しているような病気の評価項目はそれほど多くありません。
例えば、高血圧なら、平均血圧
糖尿病なら、HbA1c値
高コレステロールなら、LDLコレステロール値
という具合です。
病状は一言で伝わる
「糖尿病の具合はどうですか?」と聞かれれば、「ここ一年はHbA1c6台で推移しています」と言えば、それだけであなたの糖尿病のコントロールは良好なことがわかります。
併せて、いま飲んでいる薬の名前、量がわかれば十分です。
それほど難しいことではないですよね。
ご自身の病気の評価項目が何なのかを知り、その値を答えられるようにしておきましょう。