ご存知ですか?抗インフルエンザ薬の効果

あなたは抗インフルエンザ薬の効果を正しく理解していますか?
効果を知った後でも、抗インフルエンザ薬をぜひ処方してもらいたいと思うでしょうか?

罹患期間が93時間から70時間に短縮します

抗インフルエンザ薬は今ではいろいろなメーカーから出ていますが、最初の抗インフルエンザ薬タミフルを例に見てみましょう。
ちなみに、新しい抗インフルエンザ薬が続々と発売されていますが、効果はタミフルとそれほど変わらないようです。

タミフルを使用することによってインフルエンザの罹患期間が93時間から70時間に短縮します

これは添付文書という薬の説明書に書いてある実験データです。
罹患期間というと少しわかりにくいですが、発熱期間が短縮すると言い換えても良いでしょう。
もっとわかりやすく書くと、タミフルの使用によって発熱期間が4日から3日に短縮します。

どうですか?あなたはもう少し効果があると思っていませんでしたか。

すぐには効果は実感できない

タミフルを飲み始めたけれど翌日も熱が下がらないと受診される方がいらっしゃいます。
タミフルの効果を知っていれば、そんなことは当然ですね。
もしも受診するなら4日目になってから、今日も熱があるんですが・・・ならまだ話はわかりますが。

この効果をどう考えるかは人それぞれだと思います。
仕事に一日でも早く復帰できるのだったらぜひ使用したいと思う方もいらっしゃるでしょうし、たった一日短くなるだけなら寝ておけば良いと思う方もいらっしゃると思います。
ただ、正しく効果と、副作用を理解して使用することが大事だと思います。

副作用の話は難しくなるので割愛しますが、副作用として子供の異常行動が注目されていましたね。
因果関係ははっきりしませんが、子供に関して言えばそんなリスクを冒してまで使用する価値のある薬だろうか?と個人的には思ってしまいます。

抗インフルエンザ薬使用時の注意点

タミフル内服時の注意点は2点あります。

一つは発熱後48時間以内に内服を始めること。
これは、だいたいどの抗インフルエンザ薬でも同じです。

もう一つは必ず5日間内服することです。

抗インフルエンザ薬の感染予防効果

ちなみに、抗インフルエンザ薬を使うと周りの人にインフルエンザをうつすのを防ぐことができるのでしょうか?
添付文書にはそのような効果は書いてありません。

日本語のレポートを一つご紹介しますが、「おわりに」というところに
>抗インフルエンザ薬投与の有無にかかわらず、数日間ウイルスが検出される
と書いてあります。

まわりの人への感染を予防するという効果も期待できないと考えてよいのではないかと思います。
興味のある方はリンクから読んでみてください。

インフルエンザ患者の家族など、周りにいる人への抗インフルエンザ薬予防投与は有効です。
ただ、自費診療になります。
いくらかかるかは病院によって違うと思いますが、タミフルの薬の値段だけで言うと、一錠300円もしない薬です。添付文書には予防投与7-10日と書かれていますので、薬代だけなら2000~3000円ですね。この他に診察台と調剤量がかかりますが。そちらの方が高いでしょう。

Pocket

1件のコメント