動脈硬化になると何が悪いのか

あなたは動脈硬化という言葉を聞いたことがありますか?
動脈硬化は万病の元です。
いったい動脈硬化が起こると何が悪いのでしょうか。

動脈が固くなる病気?

動脈硬化が進むと文字通り動脈は固くなります。
折ろうとしても折れないくらいに。
折ろうとしたことあるの?ってありますよ、解剖の時間に(笑)
大学2年、19歳の時でした。

動脈が固くなると何が悪いのか?

例えばゴムホースに力を加えても曲がるだけですが、硬化したゴムホースだとどうなるでしょうか。
曲げたら割れてしまうかもしれませんね。

これと同じことがあなたの体の中の血管でも起こります。
血管が割れれば・・・当然出血します。

おそらく体のいたるところで出血が起こりやすくなっているのだと思いますが、手の血管が切れたところでせいぜい内出血して終わりでしょう。
でも、脳内でそれが起こればどうなるでしょうか?

脳出血!

動脈硬化は脳出血の原因になります。

梗塞の原因も動脈硬化

血液は身体の外に出ると固まりますよね?
固まらないと出血が止まりません。
でも、血管内で固まってしまうと困ります。
そのため、動脈の壁は血液が触れても固まらないようにコーティングされています。

しかし、動脈硬化が起こるとこのコーティングが効かなくなり、動脈壁で血液が固まりやすくなってしまいます。
すると血管内で血液の塊、血栓ができて血管が詰まってしまいます。

血管が詰まることを医学用語で梗塞といいます。

これも至る所で起こっているのではないかと思いますが、症状がでるのはやはり大事な血管が詰まった時です。
脳の血管が詰まれば脳梗塞、心臓の血管が詰れば心筋梗塞です。

このように動脈硬化が進むと、血管に起因した病気が起こりやすくなります。
つまり、動脈硬化の予防と言うのは=脳梗塞や脳出血の予防なのですね。

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