咳は止めないほうが良いことある!?

風邪をひくとすぐに薬を欲しがる人がいます。
しかし、その薬、本当に必要ですか?
咳は体の防御反応
咳や発熱は体の正常な防御反応と考えることもできます。
以前、発熱はウイルスの活動を抑える体の防御反応ですとお話ししました。
咳も同様に体の正常な防御反応と考えられます。
飲み物が気管に入ってむせ込んだ経験はあなたにもあると思います。
その時、もし咳が出なかったらどうなるでしょうか?
気管の奥まで飲み物が入って行ってしまいますよね。
また、咳をしたら痰が出たという経験もあるでしょう。
咳をすることで肺の中に溜まった痰が自然に排出されるようになっているのです。
このように咳は気管の中に異物が入るのを防いだり、
肺の中に溜まった不要なものを体外に出すのに重要な働きをしています。
高齢者では誤嚥性肺炎の原因になることも
高血圧の薬で副作用として空咳が出るようになる、という薬があります。
この薬を高齢者に飲ませておくと、誤嚥が減るという話がありました。
高齢者はのどの反射が弱くなっているために
1.異物が気管に入っても咳が出にくい
2.咳が出たとしても弱い
などの理由で誤嚥により肺炎を起こしやすくなっています。
それを防ぐのに、空咳の副作用がある薬が有効だというわけですね。
咳や発熱は体の重要な防御反応です。
やみくもに止めれば良いというものではありません。
本当に止める必要があるのか、
本当にその薬は必要なのか、
よく考えてから使うようにしましょう。