平熱が低い人の微熱

「平熱が低いので、37.0℃でも私にとっては熱があるんです!」という方がいらっしゃいます。

平熱が低い人は37℃しかなくても立派に発熱している、ということがあるのでしょうか?

 

結論から言うと、私は何人もの肺炎患者を診てきましたが、平熱が低いから37℃しか熱がなくても肺炎だった!という症例にはお会いしたことがありません。

平熱が低い人でも、熱が出る病気にかかればしっかり発熱します。

なので平熱が人より低いからといって、いつもより少し体温が高い程度で気にする必要はないと思います。

 

ただし

発熱している患者は一日中体温が38℃以上あるわけではありません!

午前中は平熱で、夕方から夜間にかけて熱がでるということが多いです。

これを、午前中は熱が下がったんですが、午後になって熱が出てきたと表現する方がいらっしゃいますが、発熱の原因となる病気が改善してなくても熱が一時的に下がるということはよく起こります。

 

活火山が活動期でも常に噴火していないのと同じで、裏で肺炎が活動していても常に熱が出ているわけではないのです。

例えが余計わかりにくいでしょうか。

なので、肺炎だけど朝しか検温していなければ熱が出ていないように見えるということはあると思います。

例えば一時間おきに24時間検温を続ければ、どこかで熱が出る時間帯があるはずです。

そして、それはだいたい夕方から夜にかけてが多いです。

「朝になったら解熱した」と言う方がいらっしゃいます。

確かに熱は下がったかもしれませんが、病状が良くなったわけではないので、解熱と回復を混同しないようにしましょう。

 

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