糖尿病が〇〇で改善する?

糖尿病に効くという健康食品やトクホ、ありますね。
本当に効果はあるのでしょうか?
糖尿病と血糖値の関係
先日、「糖尿病に効果あり、これを食べたら数日で血糖値が〇〇〇→〇〇〇に改善」
という感じの広告を見かけました。
この広告の真偽を考えてみましょう。
結論から言うと、血糖値と糖尿病が治るということにはあまり関係がありません。
例えば、食前に血糖を測って120mg/dlだったとしましょう。
食後にもう一度血糖を測ります、200mg/dlでした。
この食事は糖尿病に対してだいぶ悪い食事ですね!となるか?という話です。
血糖値で糖尿病の良し悪しを語るのはとてもナンセンスな話なのです。
もっと酷いのになると、「マッサージで膵臓の血流が良くなって糖尿病が改善する」
なんて真顔で言ってる整体治療院の人も見たことあります。
膵臓のインスリン分泌機能は一度落ちると元には戻らないと言われています。最近は、少し戻りそうだという話もありますが、いずれにしてもマッサージではよくならないでしょう。
そんなに簡単に糖尿病が良くなったら苦労しません(笑)
糖尿病とはどんな病気か
糖尿病は膵臓のインスリンという血糖値を下げるホルモンの分泌機能が相対的に下がった状態です。
相対的に、というのは体に対してという意味です。
体重50kgだった人が100kgに太ったとしましょう。
この間、膵臓の大きさや能力は変わりません。
ですが、100kgの体には50kgの体より多くのインスリンが必要だと思いませんか?
50kgの体に対しては十分な量のインスリンを分泌できた膵臓も、さすがに100kgの体に見合ったインスリンを分泌するのは大変です。
すると、相対的にインスリンが不足している、と言うことができます。
糖尿病は治るのか?
本当の意味で糖尿病を治すということは、膵臓のインスリン分泌機能を治すということです。
膵臓のインスリンを分泌する細胞を移植する、という方法が唯一本当の意味での治療でしょうか。
膵島移植という治療法が検討されているのは事実です。
将来的には糖尿病は治る病気になるのかもしれません。
が、現時点ではこの治療法は一般的に実用化されていません。
現在、治療と言われるものは
1.膵臓のインスリン分泌性能を上げる、か
2.体のインスリン必要量を下げる、か
3.体外からインスリンを補充する、か
のいずれかのアプローチです。
食品で一番ありそうなのは、2ですね。
そもそも糖質の少ない食事を摂ればインスリンの必要量は少なくて済みます。
でも、それって健康食品とかトクホにしかできないこと・・・では全然ない。
糖尿病が改善、と謳っているものは全部まがい物だと思って間違いないでしょう。